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消費税

2014.05.05 (Mon)
4月に消費税が8%に上がって1ヶ月。
3%→5%の時よりクライアントさんからの問い合わせは格段に増えた。
理由は、課税事業者が増えたことに限る。
課税事業者が増えた理由は、以前は3000万以下で免税だったのが現在は1000万以下なので、それなりに事業をしていると必然的に納税義務者になるから。

実際問題、事業をされてる方でさえ消費税の仕組みをあまり理解されてない方が意外と多い。
なので、今回の増税と価格改定に悩まれる方が多かった。
某巨大掲示板でも、やれ便乗値上げだのとスレが立っていたのは、消費税の仕組みがあまり知られていないのでしょうが無いかと思う。
と、言うことで、簡単に説明w

「ゆっきー商店」では「手拍子商事」から「みんなでさっかー」ゲームを仕入れ販売します
費用は、仕入代金、販売店員の人件費、光熱費のみとします。
仕入れ値は100,売値は1000(共に税抜き)と決まっています。

仕入
100+5(消費税5%)=105
人件費
200(人件費は消費税なし)=200
光熱費
200+10(消費税5%)=210
製造原価合計
500+15=515

売上
1000+50(消費税5%)=1050

利益
1050-515=535

こう理解されがちだが間違いです。

消費税は消費者が負担する税金なので最終消費者ではない事業者は消費者から預かった消費税を納税する義務が発生します。
わかりやすく言うと「預かった消費税から自分が払った消費税の差額を納税する」になります。
なので、この場合
仮受消費税-仮払消費税の精算をしなければならないので
50-(5+10)=35

最終利益
535-35=500

利益を税込で考えると若干わかりづらいですが、最初から税抜きで考えれば
原価
100+200+200=500
売価
1000
利益
1000-500=500
なので、当たり前とも言います。

では、5%が8%に変更された今回はどうなるのか?ですが、
A:3月31までに仕入れた商品を4月以降売る場合
税額は物の引渡しがあった時の税率で判断するのでこの場合(仕入5%、販売に関わる光熱費8%、売買代金8%)
仕入
100+5(消費税5%)=105
人件費
200(人件費は消費税なし)=200
光熱費
200+16(消費税8%)=216
製造原価合計
500+21=521

売上
1000+80(消費税8%)=1080

仮受消費税-仮払消費税
80-(5+16)=59

最終利益
1080-521-59=500

B:同じ商品を4月以降仕入売る場合
税額は物の引渡しがあった時の税率で判断するのでこの場合(仕入8%、販売に関わる光熱費8%、売買代金8%)
仕入
100+8(消費税8%)=108
人件費
200(人件費は消費税なし)=200
光熱費
200+16(消費税8%)=216
製造原価合計
500+24=524

売上
1000+80(消費税5%)=1080

仮受消費税-仮払消費税
80-(8+16)=56

最終利益
1080-524-56=500

AもBも最終利益は変わりません。
これは当然の結果ですが、税抜き単価が一切変更になっていないからです。

製造原価に関わる全ての経費の税抜き単価が変更されておらず消費税額だけ変更になっている場合は、売価を単純に8%に変更するだけで最終利益は変わらないことがわかります。
なので、今まで税抜き100円(税込105円)で売られているものが税込108円以上になっていれば、俗にいうところの便乗値上げということになってしまうことになります。
まぁ、実際問題として仕入れ価格や経費の上昇による価格改定で便乗値上げでは無いところがほとんどだと思うのですが、買い手には原価上昇は判るはずもないので、増税にともなって価格変更されたものに関しては単純な値上げ=便乗値上げと映ってしまうことに成ります。
あと、近いうちに10%に変更されることが決まっているので、今までなーなーだった消費税について見なおす機会になっているのも事実です。
特に多い見直しは、税込100円などのぴったり価格だと、今回のように税額変更に対応するのが面倒になる事がわかったので、「この機会に税抜き価格をはっきりさせておこう」という動きです。

最後にこれも多かった話ですが買いだめの話です。
最終消費者な我々は消費税の精算をすることがないので5%時代に買っておくのは意味があります。
納税義務者である事業者では・・・・・ハイ、意味がありませんw
税抜き100を10仕入1つ1000で売ります
A:3月に10仕入4月に10売る
原価
100*10=1000
消費税5%=50
仕入合計1050
売価
1000*10=10000
消費税8%=800
売上合計10500
消費税精算
800-50=750
利益
10800-1050-750=9000

B:4月に10仕入4月に10売る
原価
100*10=1000
消費税8%=80
仕入合計1080
売価
1000*10=10000
消費税8%=800
売上合計10800
消費税精算
800-80=720
利益
10800-1080-720=9000

AもBも最終利益は変わりません。
最終的に精算しなければならない消費税が720→750と増えるからです。
これは、「消費税は預かり金」なので、消費者から預かる消費税が変わらない限り(この場合AもBも800)いくら途中で払う消費税を抑えても意味が無いからです。
と、いうことで、いくら安いうちに買っておいても精算すべき消費税額が増えるので節税の意味は無いってことになります。(厳密に言えば税率が低いだけで安いわけではない)
消費税の精算納税は決算期末にあるので、若干の資金繰り上のメリットは有りますが。


と、珍しく真面目な話をしてみましたw

※以上消費税の計算は「原則計算」の場合に限ります。
課税売上高5000万以下の簡易課税制度を選択する場合この限りではありません(節税のメリットも発生します)

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